【イラストの使い分け①】会議、説明会、グループワーク
今回の概要
会議、説明会、グループワークなどの集団で行うものでのイラストの使い分けについて
イラストの使い分けが必要な理由
このブログでは、たびたびイラストによる情報伝達が有効だから、文字だけでなくイラスト(写真等を含む画像全般)を使っていくように伝えています。
しかし、イラストには文字よりも情報を伝える力が強いからこそ、使い方を間違えるとミスリーディングが起こってしまいます。
今回は、会議、説明会、グループワークなどの集団で行うものでの使い分けを説明します。
集団で行うものの種類
使い分けのポイント
ポイントは、「意図する形と異なるイラストを使わない」ということです。
具体例で説明します。
「説明会タイプ」では、一般的に1人の講師の説明を大勢の人が大人しく聞きます。もちろん、最後に質疑応答の時間はあるかもしれませんが、講師の説明をさえぎって質問をするようなことは少ないですよね。
一方で、「積極的な打ち合わせ」では、参加者の発言なしには進まないので、人の話をさえぎってでも発言するくらいの積極性が求められることが多いですよね。
「意図する形と異なるイラスト」の一例は、「積極的な打ち合わせ」をして欲しいのに、説明スライドに「説明会タイプ」や「消極的な打ち合わせ」のイラストを使ってしまうことです。
スライドの作成者はイラストの選定に特に意図はないのかもしれません。それか、言葉で積極的な発言を促せば、イラストは同じで良いという考えかもしれません。
イラストで視覚情報に訴える情報伝達力は大きいです。
「説明会タイプ」のイラストを見せられると、無意識に大人しく聞いておかなきゃいけないという暗示がかかる場合があります(かからない人ももちろんいます)。
そうすると、せっかく貴重なグループワークの時間がスロースタートになります。
積極的に発言してほしいなら、積極的に発言している人が写っているイラストや写真を使いましょう。
逆もまた然りです。
優先順位は、
適切なイラストの使用 > イラスト不使用 > 誤ったイラストの使用
です。
間違えて使うくらいなら、イラストは使わない方が良いという話になります。
皆さんには、ぜひ適切なイラストの使用ができるようになってもらって、他の人と差をつけていきましょう。
今回使用したイラスト素材
10:複数人での打ち合わせ(積極的な打ち合わせ)
11:会議(消極的な打ち合わせ)
12: 説明会、発表会(説明会タイプ)