【無料イラストの使い方①】疑問があることを伝える
今回の概要
疑問がある場合にそれを聴衆に理解してもらいやすくするための説明スライドの工夫
場面設定
- 開発系の技術者想定(他の分野の方は、内容を自分事に置き換えながら見てください)
- 部内でのパワーポイントを使った説明
説明スライド
説明スライドの解説
1枚のスライドで、下記3つの内容が入っている。
- 課題提起(○○〇と□□□の関係性が分からない)
- 課題が与える影響(最終評価時に問題が発覚する懸念あり)
- 今後の進め方の提案
ついつい1つ目の「課題提起」をスライドをたくさん使って説明しがちだ。何故なら、下調べにはたくさんの時間がかかったはずで、苦労したことを聴衆に理解してほしいからだ。
しかし、聴衆は説明者の苦労話は求めていない。気になるところがあれば、質問があるはずなので、最初から詳しく説明する必要はない。
次に、2つ目の「課題が与える影響」は抜かしてしまう人も多い。課題=必ず解決する、という思い込みだ。
実際は、解決しなくていい課題もあるし、スケジュール的に検討すること自体が悪手という場合もある。世の中、隅から隅まで明確になっている事柄の方が珍しい。
しかし、説明者は解決すべきだと思っているのであれば、どんな懸念があるから解決するのかを説明すべきだ。
最後の提案は思うところを好きに書けばいい。
イラストの説明
右上の「首を傾ける男性」は、今回は疑問があることを表している。同じイラストでも「悩んでいる」とも見えるので、使い道が多いイラストだ。
「首を傾ける男性」は、今回使った上半身だけのタイプ以外に、全身タイプもあるので、使えるスペースが縦長の時は全身タイプを使おう。
左下の「人差し指を立てている男性」は、今回はこのスライドの一番のポイントであることを示している。
また、吹き出し(パワーポイントの図形の中にある)を利用することで、提案していることが伝わりやすくなっている。
さらに、同じイラストでイラストの上の部分を注目して欲しい時にも使えるぞ。